悪魔の誘惑

少々珍しい取り合わせが2本入荷しました

色の濃いのと薄いのと

どちらがお好みですか

なにグズグズしているの

ほらほら、早くしないと引っ込めちゃいますよ

2006年11月28日

Kingsbury's and GLENBURGIE

色の薄いのと濃いのが入荷したそうです。おもしろそうなのでドアを開けることにします。

でも、1人だと少々不安です。同僚と後輩を誘うことにします、みんな同じ狢です。

3人で恐る恐るドアを開きます。止まり木に止まると、マスターが誇らしげに色がまったくちがう2本を出してくれます。

まったくちがいます、同じ国の酒なのかと半信半疑になります。また騙されるのかと覚悟を決めるしかありません。

色がちがうだけでなく、薫りも味もまったくちがいます。同僚も後輩も薄いのがお気に入りのようです。こんなうまい酒他人に飲ませるわけにはいかないと黙々と飲んでいます。

ボトルが空いてしまいます

ボトル

おちょうしに乗った悪魔がボトルをカウンターに並べはじめます。誘いに乗ったら大事です。

そういえば、後輩が訳の分からぬことを言い出します。自由を売ってしまうそうです。

売るのはいいけど3月の第1日曜日だそうです、一番大切な日曜日です。ぶつぶつ言いながら承諾するしかありません。


SCAPA

「早くしないと、こんなになちゃいますよ」

悪魔が酔っぱらってきたようです、みんな訳が分からなくなってしまいました。

薄い色の酒が無くなってしまいました。