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2010年5月01日
鉾岳へ
木漏れ日の中を進んでいきます
今年は花の開花が早く、アケボノツツジは諦めていました。恒例になっていた、アケボノツツジを愛でる登山大会は新緑に癒される登山に変更します。当然参加者も少なく、総勢4人の登山隊が結成されました。
朝早く上鹿川キャンプ場に到着し、いつものように仮眠をとり少し遅めの朝食を終える頃西本さんの奥様がいらっしゃいました。
昨日登山された方からの情報によると、アケボノツツジは、今が盛りだそうです。
近頃悩まされていた脚のけいれん発作は、主治医の的確な処方により改善してきました。少々不安ですが、花の渓めざし出発です。
ゆっくりと上ります
滝の下で一休みです
みんな、腰が痛いの、肩が痛いの、と高齢者特有の体調不良を訴えながら登山道を上っていきます。
ペースが上がらないのが幸いなのか、ゆっくりと上っていきます。ほどなく、鉾岳スラブの下までやってきました、一休みすることにしましょう
頂上へ
渓を渡り、急登部分へ突入です。ここさえ登り切れば登頂は確実です。元上司の後をゆっくりと登っていきます。
どんどん高度をかせぎ、アケボノツツジの領域にたどり着いたようです。対岸の雌鉾の白いスラブにもアケボノツツジが色をつけています。今年の花は、先日の気温低下が禍したのか先端部が少し傷んでいるようです。
梯子を登り、ロープを伝い登っていくとトラバース地点です。以前はかなり危険な状態でしたが、登山道が整備され安全に通過できます。渓を渉りもどし桃色のトンネルを抜け「興ざめ林道」に飛び出します。小谷を渉り山頂に到着です。
果てしなく遠いキャンプ場
いつものように、頂上ラーメンをこさえますが強い吹き上げの風のせいかなかなかお湯が沸きません。
少々時間はかかりましたがなんとか頂上ラーメンとおにぎりと納豆巻とビールの昼食をすませ、下山することにします。
下山路が先輩の一言で「興ざめ林道」と決定されます。
林道は、路面が流れたり、法面が崩落したり、まったく整備されていません。なんだか、自然にまかせたような状態です。
何カ所も、土砂崩れの跡を慎重に通過します。
毛むくじゃら発見
かなりの時間をかけ、のんびりと下っていきます。
林道が小さな沢を横切る所で、同僚が何か生物を発見します。
毛むくじゃらのヤツが鼻先や前足を使い沢沿いの石ころの下をしきりに探っています。アナグマくんです。
ヤツは、真剣に食料を探しているようです、私たちのことに気付いていません。元上司や、先輩がおいつきましが、それでも一生懸命探しています。みんなで、好きなだけ写真を撮っているとやっと気付いたようです、山へ駆け上っていきました。
焼肉大会
やっとの思いで、上鹿川キャンプ場に帰還します。薪を集め、五右衛門風呂に火を入れ、隣の人に火の番をお願いし、奈須商店へ下っていきます。
お米や、嗜好品や、食料を買い入れ、キャンプ場で焼肉大会です。
ドラム缶の火床の焚き付けに火を入れ、炭を放り込み、網の上に元上司ご持参の上等の肉をのせます。当然ビールです、焼酎です。
食事の途中で五右衛門風呂にも入ります。そして、またビールです。幸せな時間が流れていきます。
元上司や先輩は疲れた、と言って先に寝てしまいます。同僚が訳の分からぬ事をブツブツ言い出します。