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2007年4月07日
昨夜誘惑を振り切り一滴も飲まず同僚につきあいました。おかげで、睡眠を取らぬまま鹿川に到着です。山小屋に転がり込み、寝袋にくるまりゆっくり寝ることが出来ます。当然、寝坊してしまいます。
のんびりと準備に取りかかりますが、眼鏡を忘れたようです。
薮沢へ
友人の偵察の結果によれば、渓の流れは前回よりも少ないそうです。何処へ行こうかと思いますが、いっそとても小さな渓がいい、と薮沢へ向かいます。
のんびりと渓へ向かいます。
渓を荒らさぬよう、岩の上を登っていきます。最初のプールでは小さな渓魚が数尾泳いでいます。
眼鏡がないので、おさかなを見つけられるか少し不安でしたが、何とかなるかもしれません。毛鈎を放り込むと、おさかなはのんびりと毛鈎に近づきます。毛鈎を鼻先でつついてあわてて逃げていきます、如何ともしがたいかもしれません。あまりに流れが遅く4Xティペットでは無理なのかもしれません。今日は、細いティペットもいっぱい持ってきました、交換しようかと悩みます。でも、悔しいので今日もサイズは落とさないことにします。
しばらくすると、腹部に黒点が多い渓魚がつれます。
おさかながいっぱいです
少し大きなやまめがつれます、調子が出てきたようです。
少し小さいけれど、黒点がとても少なく真珠色をした腹部のとても綺麗なやまめもつれます。Lamiglas FL663-7(5'6")を大きくしならせてくれます。
眼鏡が無くても、限りなく透明で緩やかな流れのこの渓は、逆光でない限り、何とかなるかもしれません。
アマゴが釣れます
写真をクッリクすると大きく表示します。
サイズは768pixel*512pixelで44kb
幅30センチもない雨樋のような所で、少し赤みが強いおさかながしきりに餌を採っています、ティペットを雨樋の縁に乗せるように毛鈎を放り込みます。
おさかなが毛鈎を吸い込んでくれます、タイミングもうまくいきます、すぐにリリースです。でも、何か変です、パーマークが薄くとても綺麗な朱色の斑点が有ります。
あまごです。こんな薮沢にいてはいけません、人間のすることは悲劇をもたらしてしまいます。昔、あまごバスターなどと粋がってあまごは全て食していました。でも、コイツが悪い訳じゃないのです、そっとリリースします。
森は、春になっています。
最上流部まで上り詰めます。いつもの淵にはおさかながいっぱい泳いでいます。でも、つれません。やっぱりティペットが太いのかな、と思いながらふと見上げると、森は少しだけ季節を急いでいるようです。流れの袂に腰を下ろし、流れを口に含みます。
うららかな日差しを浴び、今日の幸せを山の神様や森の神様や川の神様やお日様にお礼し、間伐で少し明るくなった杉林を抜け、山を下ることにします。