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2005年09月23日
今年最後のヤマメつりです
一昨日から、上鹿川へ同僚と出かける予定にしていました。でも同僚は、所用が入ったとのことで行くことができなくなりました。私も、少し嫌気の差す飛び入り仕事を1週間強いられたので、お酒に逃避することにしました。
そのせいか、昨日は頭が重く運転なぞできない状態でした。午後からのんびり出発することにします。峠を越え、奈須商店へ到着すると、西本さんがいらっしゃいました。先週頼んでいた国見の間はほかの方が宿泊されているそうです。これ幸いに、今年でなくなる管理棟でセンチな日々を過ごさせていただくことにします。
2005年9月24日
久しぶりの一番好きな薮沢へ
上鹿川には多くの釣り人が訪れています、きっと椎原の災害が影響しているのでしょう。最近にない大勢の釣り人の車がそこら中に駐車しています。
暗いうちに起床し、朝食を摂りながら中食の用意をします。夜が白む前に管理棟を出発します。他の人に気付かれぬようライトも使いません。月明かりを頼りに林道を駆け下ります。
つり始めるとすぐに小さいけれどとてもきれいなヤマメが姿を見せてくれます。
つれなくなります
早々に1尾つれたので、調子に乗ってしまいます。それからというものまったくつれなくなってしまいます。中間点をすぎて、やっと少し大きなヤマメが姿を見せてくれます。この後つれないといけないので、真剣に写真を撮っていると、林道をバイクが上っていきます。地元の名人に見つかってしまいました。
このままじゃ、奈須商店へ行けません。気合いを入れ直します。
ヤマメが釣れ始めます
気合いを入れ直すと、そこら中にヤマメの姿があります。毛鈎を放り込んだり、流れに乗せたりしながらつり上がります。ヤマメたちは、じっと観察して逃げ出すヤツや元の位置に戻り知らんぷりをするヤツ、毛鈎の周りをグルグル回り逃げ出すヤツや何の疑いもなく飛びつくヤツ、いろんなヤツがいます。
そんなヤマメの姿を見ながらつり上がるフライフィッシングの珠玉の時が過ぎていきます。
時間がどんどん過ぎていきます
ヤマメが釣れ始めます、だんだん大きくなります。今日は一人なので、いつもは友人たちに譲るポイントにも毛鈎を放り込みます。毛鈎を放り込むと、ヤマメが姿を見せてくれるので、なかなか上りあがれません。
大きなプールに毛鈎を放り込み、重箱の隅釣法でそこら中に探りを入れます。今までつれなかった、落ち込みの脇にある淀みから少し大きなヤマメが姿を出してくれます。
いよいよ最終地点です
この渓で、一番大きく一番すてきでいつもつれないプールへ到着です。
今日は時間がたっぷりあります、プールの袂に四つんばいになり接近します。プールの真ん真ん中へ毛鈎を放り込みます、時間をかけ重箱の隅釣法でそこら中に毛鈎を放り込みます。
白泡の横に毛鈎を放り込むと、毛鈎が音もなく水中へ沈みます。軽くあわせ、ゆっくりとラインをたぐると少し大きなヤマメが毛鈎をくわえのんびりとついてきます。すぐ側までやってくると、私に気づいたのか大暴れを始めます。
今日もLamiglas FL843-9(7')を使っています、この竿の扱いにも少しなれてきたので余裕でランディングネットへ誘い込みます。この竿は、とてもスローなので少し大きな渓魚がつれるとグリップまで曲がってしまいます。当然取り込みに時間を要しますが、渓魚に与えるダメージは少ないようです。
今年最後のヤマメ
最終地点までやっと上ってきました、岩陰から毛鈎を放り込みます。今まではとても無理だった所へも毛鈎を放り込むことができます。右に曲げたり左に曲げたりかなり思ったように毛鈎を放り込むことができます。左の大岩の向こうへ毛鈎を放り込み毛鈎が流れてくるのをじっと我慢します。
岩陰から毛鈎が見えると、大きな渓魚が淵のそこからのんびりと水面へ浮き上がってきます。音もなく毛鈎を吸い込んだので一息おいて軽くあわせます、今度は最初から大暴れします。やっとの事でランディングネットへ誘い込み、立派な子孫を残してくれるようお願いしそっと流れに戻します。
今年のヤマメは、おしまいにします。山の神様、川の神様、森の神様、空の神様、そして、心優しい鹿川の方々や職場の同僚、友人や後輩や甥っ子に一年のお礼をし流れを去ることにします。
変なヤツ発見
今年のヤマメつりを終え気持ちに余裕ができたのか、時間があるので葉を落とし明るくなった森を彷徨うことにします。大きな木や小さな木がそれぞれに冬に向け準備を始めたようです。
のんびりと森の中を歩いていると、変なヤツ発見です。地球を侵略にきた宇宙人が姿を隠すためにキノコになりすましているようです。近づくと危険かもしれません、近づくと突然大きく変身し頭から飲まれてしまうかもしれません。
でも、興味津々です、我慢できません。渓魚に近づくときと同じように四つんばいになり、最接近します。そっとカメラを向けますが襲ってこないようです、まだ、子どものようです一安心です。
また、森の中を歩き出します、また変なヤツ発見です。今度は怒っています。早々に森から逃げ出すことにします。
上鹿川キャンプ場へ逃げ帰り、大広間で昼寝をします。昼寝も飽きたので奈須商店へ商売の邪魔をしに行くことにしましょう。
虎穴に入らずんば虎児を得ず。でも、虎は赤ちゃんでもえさ代が大変です、危険をかえりみず無理して得たものはその後がもっと大変かもしれません。
変なヤツの追跡調査
キノコのサイトを検索すると次のように書いてありました。
Amanita virgineoides Bas シロオニタケ テングタケ科 テングタケ属 食毒不明