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2005年09月18日
魔の集団がやってきます
昨夜から、友人は不調を訴えています。一晩様子を見ましたが改善しないようです。帰宅することにします。しかし、今日午前中には、魔の集団がやってくるはずです、彼らを上鹿川で野放しにするわけにはできません。友人にはバスで帰宅してもらうことにします、青雲橋へ向け峠を越えることにします。
久しぶりの小さな流れへ
魔の集団がやってくる前に、小さな流れをつり上がることにします、2時間もあればキャンプ場まで戻ることができるでしょう。流れにはいると、いきなり少し大きなヤマメがつれます。
先日の大雨が幸いしたのか、少しだけ水量もあるようです。どんどんつれます、そこら中に毛鈎を放り込むと、小さなヤマメや、少し大きなヤマメが姿を出してくれます。
いきなり毛鈎に飛びつくヤツや、じっと毛鈎を観察しあわてて逃げ出すヤツや、毛鈎の周りをどうしようかとグルグル回り元の位置へ戻るヤツや、毛鈎に気が付くのが遅れ追いかけて飛びつくヤツ。
腹部の黒点が少なく、真珠色に輝くヤツや、朱色の斑点が少し悲しいヤツ、いろんな渓魚が釣れます。時間がどんどん過ぎていきます。やっとのおもいで、最終地点までやってきました。
最上流部で
上鹿川の中学校は、今日が最期の運動会だそうです。先日の大雨で大きな被害が出た、日之影町に属する西の内地区では敬老会は中止されたそうです。北方町に属する東の内地区と今村地区では敬老会は催されるそうです。
そんな人間の思惑なぞ関係なく、少し葉を落とし明るくなった森の中を渓の流れは何もなかったように流れ続けています、木々の間からは限りなく澄み渡った空が広がっています。
流れの袂に腰を下ろし、この山の偉大さにつつまれぼんやりと平和な時間を過ごします。世界で1番の幸せ者です。ふと気付くと予定の倍の時間が過ぎています。
今年ここに来るのは最後でしょう、山の神様や、森の神様や、川の神様や、空の神様に1年のお礼をし、山を駆け下ります。
魔の集団との戦いが始まります
上鹿川キャンプ場へ戻ると、魔の集団がやってきています。うじゃうじゃいます。甥っ子が、甥っ子の妹2世帯を引き連れやってきています。何人の子どもがいるか解りません。山小屋は保育所状態になっています。
お風呂を沸かし、子どもを叱り、子どもの質問に回答し、昼ご飯を作り、一体何をやっているか解らなくなります。甥っ子が、甥っ子の妹の旦那と子どもを連れて流れから戻ってきます。また人数が増えてしまいます。とても私に把握できる状態ではありません。甥っ子に全てをまかせることにします。魔の集団との戦いは私の完敗です。
魔の集団沈静化作戦
奈須商店へ今夜の宴会の準備へ向かいます。大量の食料を買い付け、キャンプ場でお月見の準備に取りかかります。お月見が終わると、魔の集団がまた騒ぎ出します。しかたないので、また奈須さんへ向け山を下ります。
奈須さんで魔の集団を沈静化させ、キャンプ場へ戻ります。今村橋を曲がると、駐車場に管理人さんがいらっしゃいます。今村地区のお月見のようです。
この関所を越えるためには、大量の焼酎を飲む必要があるようです。地元の方々と、鹿川の魅力やこれからのことを楽しく語らい、やっと焼酎もなくなったので関所を越えることができます。