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2005年09月25日
今日で連休も終わりです
昨日はヤマメがいっぱいつれたので、奈須商店でいっぱい飲んでしまいました。酔った勢いでビールを購入し大広間で一人宴会をしました。寒さで目が覚めると、パンツとシャツだけで板の間に寝転がっていました、窓も開いたままです。あわてて寝袋に潜り込み体を温めます。
三里河原へ
今年のヤマメつりは昨日でおしまいにしたので、何をしようかと思案します。三里河原の渓魚たちが気になります、先日の大雨で流されてしまったかもしれません。でも、林道は土砂崩れで通行不能です。歩いていくことにします。
今年作成された、管理棟の窓ガラスに張ってある観光マップを注視します。今村橋から大崩山登山口まで車で30分と書いてあります。車で30分なら距離は10キロメートルほどでしょう。今村橋から土砂崩れ現場までの時間を計ります。10分で到着です。それなら、後3分の2歩けばいいのです、7キロメートルも歩けばいいだろうとタカを食い歩き出します。
林道は果てしなく続く
椎茸のお世話をする地元の方の足跡があります。椎茸を栽培されているところをすぎると、鹿と猪の足跡しかなくなります。鳥のさえずりや、鹿の鳴き声や、山に吹き上げる風の音しかしません、この山の中にいる人間は私だけです、とても心が落ち着きます。
調子に乗ってハイキングを楽しんでいましたが、歩いても歩いても大崩山登山口につきません。2時間歩いてやっと登山口へ到着です。でも、大変なことを思い出します。三里河原はもっと遠くです、車でも10分くらいかかったはずです。
歩き始めて3時間経過しやっと三里河原に到着です。三里河原は、多量の石ころに覆い尽くされ流れが分断されてしまっています。流木止めの上と下のプールには少しだけヤマメの姿を確認できますが、以前のような大きなヤマメは確認できません。ヤマメが絶滅せぬよう祈るだけです。
上鹿川キャンプ場への回帰
宇宙の果てまで抜けるような青空の下を、宇宙の果てより遠くまで続く林道をトボトボと下っていきます。2時間30分かけもとの場所へたどり着きます。
管理棟に戻り、今年解体される管理棟に20数年のお礼をします。初めて上鹿川キャンプ場を利用したときも、管理棟を使わせてもらったことを思い出し、板の間に寝そべったり、蛇口から水をいっぱい飲んだり、インスタントラーメンをこさえたりします。
20数年のお礼の気持ちを込め板の間を掃き、管理棟を去ることにします。