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2005年04月30日
新規開拓
前回の帰路の車中でやま爺と雑談しました、「この渓と、あの渓の間でフライフィッシングができるかな」。
嫌なところを指摘されます、以前から国土地理院の地形図で気になっている空白地帯がそこには広がっているのです。ずいぶん昔、麓をさまよいましたが3面側溝の川しかありませんでした。でも、今の私には富士重工00型軽戦車があります。またげる程度の小径さえあれば何とかなるはずです、友人を誘い黄金郷を求め出発します。最初の渓は、道幅と同じくらいの渓です、次の渓は、少し幅広いのですが流れがありません、助手席の友人が黙り込んでしまいます。ちがうエリアに向かいますが何処も同じような状況です、野を越え山越えさすらいますが黄金郷など何処にもありません、あるのならみんな知っているはずです、億万長者になっているはずです。100キロ以上走行したのでくたくたです、ビールを飲むことにします。
酔いが回ってくると、明日の予定が決まります。老人や後輩たちに迷惑メールを入れることにします。
迷惑メール大作戦
何と創造的なメールでしょう、大人のメールの見本のようです。
2005年4月30日
と、言うことでとりあえず実家へ向かいます。今日の目標は杏と梅に巣くうアブラムシ。山ほどいます、噴霧器の調子が悪く衣服にかなりの農薬がかかってしまいます。屋根に上っていると友人がやってきます、農薬を少し吸引したようです。
少し時間も早いので、下部から通してつり上がることにします。でも、まったくつれません。いつも、渓魚が定位しているところにも姿がありません。いつの間にか、いつもの河原までやってきます。昼食にします、まずいソーメンを食べながら午後のつりに希望をつなぐことにします。
嫌な予感
老人先行でつり上がりますが、渓魚の反応がありません、大きな岩の位置がいつもとちがいます、地震のせいでしょうか。魚はみんな下敷きになっているのかなと、不安がよぎります。最上部へやってきたので、登山道から老人のつりを拝見させてもらうことにします。少し広めのプールで真ん真ん中の小さな沈み石から渓魚が姿を見せてくれます。あわせも良いタイミングです、老人はかなり上達したようです。忘れていました、友人がいません、あさ吸引した農薬のせいで少し調子が悪いようです、フラフラしています。最終地点までやってきましたがここにも渓魚はいませんでした。この渓の渓魚は何処に行ってしまったのでしょうか、疑問がわいてきます。そうです、私の衣服には農薬が付いているはずです、体ごと流れに飛び込めば、衣服に付着した毒流しができるかもしれません。そうすれば、渓魚が浮いてくるかもしれません。でも、そんなことをしたらホントに渓魚がいなくなります、絶対やってはいけません。
そう言えば、以前甥っ子と鹿川をつり上がっていた時、鳥取の大地震に遭いました、鹿川もかなり揺れました。この時まったく渓魚が釣れなかったことを思い出します。変な予感がします。
山の神様と、森の神様と、川の神様と、地べたの神様に嫌なことがないようお願いしながら山を下ります、足がまた痛み出します。