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2005年05月14日
春と夏の境目の渓へ、一人のんびりフライフィッシングを楽しんできました
前々回のフライフィッシングの折りに捻挫を負って3週経ちますが、かなりひどいのかなかなか完治しません。捻挫と言うより、アキレス腱を痛めてしまったようです。毎朝、テーピングを施し、通勤していました。通勤途中の川では、ハヤがしきりにライズしています。ライズの主がたとえハヤでもワクワクしてしまうのは相当重症です、このまま陸に上がったフライフィシャーにはなれません、川におちたクライマーになるべきです。
「捻挫と痛風は、鹿川に漬ければ治る」と、昔から決まっています。でも、年老いた両親や家族をおいて鹿川へは行けません。まだ、福岡では余震が続いているのです。
風邪を引いたようです
昨夜、毛鈎を巻いているとムズムズしてきました。テーピングより精神安定剤が必要のようです。つりに行くことに決めます。後輩や甥っ子は多忙で無理のようです、意地悪メールを送りつけることにします。「尺??!!!を思い浮かべながら毛鈎を巻いています。明日(14日)行ってきます。早くしないと、沢登りが始まりますよ」
今朝目が覚めると、精神より鼻の方がもっとムズムズしています、頭もズキズキします。風邪を引いたようです、しかたないので風邪薬と頭痛薬を服用し床につきます。お昼前に目が覚め昨夜のメールを思い出し、みんなから笑われてはいけないと、山へ向け自宅を出発することにしました。
夏の気配の中で
山や渓には夏の気配が少ししています、夏がそこまでやってきています。そこら中に渓魚の気配もします。でも、半日遅れで流れに入ったので、先を急ぐことにします。竿は、ザックに仕舞ったままどんどん上ります。
昨夜巻いた、カゲロウの毛鈎を少し大きな淵に放り込むと少し小さな??!!!がつれます。蜘蛛の巣にも小さなカゲロウが捕まっています。渓魚の気配がするとても浅い流れに毛鈎を乗せると、岩の中へ吸い込まれてしまいます。軽く合わせると少し大きな??!!!がつれます。力強く浅い流れを泳ぎ回ります。立派な尾鰭のとても力強い渓魚に感激です。岩陰からは、トビケラが舞い上がります。
有言実行、大きな渓魚がつれます
最上流部までやってきたので、お得意の重箱の隅釣法に切り替えます。当然毛鈎はトビケラです。ティペットは、いつもの4X。鈎は、アップアイの1XーShort、#12です。
すぐに、小さな??!!!がつれます、少し大きな??!!!もつれます。数段上ると、最近経験ないくらいの渓魚の気配です。毛鈎を一段上の落ち口から流し込みます、毛鈎が白泡から浮き出す瞬間渓魚が姿を見せてくれます。軽く合わせると、プールを泳ぎ回ります。力強いわけでもなく、重いわけでもありません。でも、なかなか側までやってきません。ヌタヌタしています、思い出しましたこの感触はきっと大きな??!!!です。慎重にランディングネットに誘い込むと大きな??!!!です。久しぶりに、少し痩せていますがグリップより大きな渓魚が釣れます、テレサ・テンの「空港」なぞ歌います。
「空港」作詞:山上路夫 作曲:川口真
後は、忘れてしまいました。渓魚を流れにもどす頃には、辺りも薄暗くなってきました、山の神様と、森の神様と、川の神様と、今日の幸運に感謝しながら、捻挫を再発せぬようのんびりと山を下りることにします。真っ暗になる前何とか登山口に着くことができました。