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2004年05月22日
台風は行ってしまいます
天気予報が、台風の接近を告げています。週末には関東の沖合に達するそうです。先週から雨を降り続かせた前線を、いっしょに連れ去ってくれるはずです。降り続いた雨が上鹿川の渓を満たしているでしょう。甥っ子を上鹿川へ連れ去るべきでしょう。
そういえば、やま爺からお客さんを連れて上鹿川へ行くとのメールが届いていました。甥っ子と隠密行動をとることにします。午後に出発です、夕方には上鹿川でつりが出来るでしょう。高速道路を下り国道を走り出すと、自衛隊の四駆が走っています。安全運転です、「自衛隊は、国民の安全を確保すべきで、国民のじゃまをするな!」などと悪態をつきながら後ろをノロノロついて行きます。峠道を落石に脅えながら越え綱の瀬川沿いの県道に入ります、枝沢も白いしぶきをあげています。上鹿川には夕刻に到着しました、1時間以上つりが出来るでしょう。
甥っ子のまだ行っていない区間に行くことにします、今年最初に行った区間です。流れに下りると前回とうってかわった立派な流れになっています。甥っ子先行で釣り上がることにします、甥っ子の2投目でヤマメが釣れました、思いどおりの展開にニンマリします。写真なんか撮りません、どんどん釣り上がり予定の橋までやってきます、あたりがすっかり暗くなりました、宴の時間です、数尾のヤマメも釣れました奈須商店へ急行することにします。大将とヨウコさんがいつものように笑顔で迎えてくれます、世間話で閉店のじゃまをし食料と嗜好品を購入し、上鹿川キャンプ場へ上ります。
国見の間は予約が入っているそうです、きっと福岡から来た老人の仲間たちなので少し離れた管理棟を使わせてもらうことにしています。管理人さんには私たちが訪問することを内緒にしてくださいと頼んでいます、気づかれないよう静かに入場します。でも下から怪しい老人がやってきます。なぜかしら私が訪れることがばれていました、展開が狂ってしまいます。お肉と五右衛門風呂をご馳走になり、楽しい宴の時間を過ごさせてもらいます、なんだか周りの空気が寒くなってきますズボンとシャツを着るのを忘れていました。
2004年5月23日
朝です、今日は渓を2本上ることにします。午前中に薮沢を登り上がり午後からやま爺が行くといっていた渓を上ることにします。薮沢は降り続いた雨で水量を取りもどしています。小さなヤマメがそこそこ釣れますが思ったほどではありません、まだ虫も飛んでいません、いつもなら渓魚が姿を見せてくれるポイントでも姿が見えません。中間部までやってきます、朝日がやっと渓に差し込んできます、虫も飛び始めますヤマメが釣れ始めました。この渓は平和すぎて虫も渓魚もみんな朝寝坊なのかもしれません。どんどん釣り上がり、それなりにヤマメを釣ります。
甥っ子が少し大きなヤマメを釣ります、おなかいっぱい食べた優しい顔をしたヤマメです、記念の写真を撮り静かに流れへ戻します。私にも少し大きなヤマメが釣れたので写真を撮ることにします。準備をしていると恥ずかしがり屋のヤマメは何処かへ行ってしまいました。途中からまた釣れなくなってしまいます、以前は大きなヤマメが釣れたところですが最近は釣れなくなってしまいました。先日、上鹿川観光組合の組合長とお話をしたときにも、以前放流したことがあるとおっしゃっていました。渓魚がいると信じて釣り上がりますがまったく釣れません。予定の時間で予定の場所まで上り、上鹿川キャンプ場へ戻ることにします。
昼食を摂り、今日2本目の渓へ向かいます。先行者がいることは確実ですが水量も多いし、先行者とは半日遅れているはずです。渓魚はそこそこ姿を見せてくれますが、少し神経質のようです。先行者がいることを思えば上出来です、先行者と同じ事をしなければ何とかなるものです。途中で枝沢が流れ込んでいます、甥っ子はまだ行ったことがないので釣り上がることにします。小さな渓の色白の小さなヤマメが釣れます。最上流部までやってきました、山を駆け下り元の流れに戻ります。
薮の中の流れから大きなヤマメが姿を見せてくれます。写真を撮ろうとすると、また何処かへ行ってしまいました。ふと気づくと初夏のさわやかな流れに腰までつかっています、見上げると空は夏色に衣替えの準備が出来たようです、全てのものが活力をみなぎらせています。退屈しない程度にヤマメが釣れます、薮の中ではツツジが鮮やかに咲き誇っています。予定どおりに大きなプールまでやってきました。渓魚はいっぱいいるのですが、さすがに神経質になっています。ラインを延ばしますが毛鉤には興味を示してくれません。あたりも薄暗くなってきました、今日はここでおしまいです、3本の渓を上ることが出来ました。今日一日の幸運を山と川と空の神様にお礼し流れから上がります。幸せな顔でキャンプ場に戻り帰宅することにします。
管理人さん宅を訪れる頃にはすっかり暗くなっていました。奈須商店に空瓶を返却し、閉店のじゃまをします。峠道を落石に脅えながら越えていきます、途中でウサギや、鹿を驚かせてしまいます。いつもの国道も高速道路も快適です、追い越し車線の車が突然走行車線の車の中へ強引に割り込み追い越し車線へ戻ります。なんて危ない運転なのでしょう、そう思っていると突然目の前に落下物があります、ブレーキを踏みますがもう間に合いません。前輪に加重を掛けてはいけませんアクセルを踏み込み大声をだすしかありません、工事用のシートがおちていました。トラックの運転手さん、高速道路を走行するときは積み荷をしっかり固定してください。