2011年5月04日

宮崎県上鹿川や福岡市近郊でのフライフィッシング

あさ目覚め、昨日奈須商店で仕入れた、筍をベーコンとほうれん草と一緒にソテーしバケットを添えます。

どこへ行こうかと迷いましたが、大水から4度目の春です。つまり、大水後最初に孵化した渓魚の子孫が育っているはずです。これからの鹿川を占うためにも、何処に渓魚が残っているか調査しよう、と企みます。

それならいっそ、一番被害が大きく大々的に河川工事が行われた西ノ内をつり上がることにします。

奈須さんの家の前に車を止め、「上れるところまで上る」、と気合いを入れます。でも、河原には重機の轍がまだ残っています。少し不安になりますが、丁寧に毛鈎を放り込むことにします。

やまめは残っています

宮崎県上鹿川や福岡市近郊でのフライフィッシング

釣りだしてすぐに、毛鈎を瀬に流すと少し大きなやまめが毛鈎の横に飛び出します。このあたりは、道路から近く、漁協の放流も行われているはずです、当然かもしれません。

それなら、と釣りに集中します。しばらくすると、少し大きなやまめが釣れます。

小さなやまめも、毛鈎の横に飛び出します。昨年孵化しやっと流れにでたようなおちびさんも毛鈎をくわえてくれます。放流の結果だけではないような気がします、少し安心します。

流れは荒れてしまいましたが、瀬や淵も新たに形成されています。それなりの所に、それなりの渓魚がいるようです。

途中、連休で帰省された方が釣りをはじめようとされていました。次の橋辺りまでつり上がるとのこと、橋から上に移動する事を承諾いただき、立派になった堤防に登り上がります。

橋を越え、大水の後に新設された土砂止めを目指します。下流の一基は竣工しているようですが、上流のものは工事中です。そこらに、真新しい重機の轍があります。流れも、まだ落ち着いていないようで渓魚の気配がありません。

少し悲しくなりますが、しかたありません。

上流部へ

今日はとにかく歩くんだ、と言い聞かせ上流を目指します。所々に、昔のなごりの大岩や大木がありますが、河床には3メートル以上の土砂が堆積していたりします。

記憶に残る滝を3ヶ所越え、トロッコの橋がかかっていた場所までやってきます。途中2、3ヶ所渓魚の気配がありましたが、まだまだのようです。

渓魚は残っています。人間が鹿川にいつ頃から住み着いたか分かりません。でも、渓魚はもっともっと前から住み着いていたはずです。人間が覚えている災害よりもっとひどい目にあったはずです。

これから上流へ行くには半日以上かかります、今日はここまでにして林道をトボトボ奈須商店へ下っていきます。

奈須商店で

奈須商店へ戻り、大将に調査報告です。川には、新たに淵や瀬が形成されつつあること。上流には、今年産卵が出来そうな渓魚がいること。去年孵化したばかりの渓魚がいること。川虫も羽化し飛び始めたこと。いろんな事を報告します。

上流部の渓魚をあと2、3年大事にすれば、大漁間違い無しです。ここは、我慢が必要です。明るい話題に、お互い顔がほころびます。

キャンプ場で

宮崎県上鹿川や福岡市近郊でのフライフィッシング

ビール1本とベーコン1袋を買い足しキャンプ場へ戻ります。今夜は、筍とベーコンとほうれん草のチーズクリームパスタをこさえましょう。

食材の量の具合でメニューが変えられないのが、ひとり暮らしのつらいところです。昨日から食事の写真に変化がありませんが、面倒なことが無くていいか、と強がるしかありません。

写真を撮っていると西本さんが宝星と鹿刺を持参しやってこられます。

世間話や、家族の話、久しぶりの会話が弾みます。ふと気付くと、奥様がお迎えです。もっと飲みたいのですが、渋々解散です。

少しだけ我慢すれば、良いことがおこるかもしれません