2008年9月20日

夜明けです

夜明けの比叡山と矢筈岳

昨日は、午後から仕事で小難しい協議をしヘトヘトに疲れてしまいました。夜半に目を覚まし毛鈎を数本巻いてテストに出かけることにします。

いつもより2時間程度遅く出発したので、鹿川キャンプ場で仮眠をとることは不可能でしょう。それならいっそ夜明け頃に到着しようとのんびり走行です。

トラックや乗用車や軽車両まで、みんなから追い越されます。昔高速道路に懸かっていた横断幕を思い出します「経済速度は80Km」

思惑通り、夜明けの峠越えです。

鹿川キャンプ場は、いつもの国見の間です。いつもより30分程度時間がかかり疲れたので横になりました。

だいすきな薮沢へ

小さなやまめ

気が付くと、辺りはすっかり明るくなっています。時計を見ると9時を過ぎています。

キャンプ場には誰もいないようなので、だいすきな薮沢へ出かけることにします。

流れは、先日の台風の影響か少しだけ水量が多そうです。これなら、大きなやまめの気もゆるんでいるかもしれません。丁寧につり上がることにします。

毛鈎は、当然昆虫。白泡に放り込み自然にまかせます。ところが、最近水量の多い渓を上っていなかったのでうまくいきません、なかなか釣れません。やっと、小さなやまめが釣れます

まったく釣れません

側線が赤く染まりだしたやまめ

その内うまくいくだろう、とタカを食ってつり上がりますがうまくいきません。

毛鈎はすぐに白泡からはじき出されます、ラインがうまい具合に落ちていないようです。流れに翻弄されています。

小さなスポットに毛鈎を放り込んだり、流芯の横を流したり、毛鈎を交換したり、メンディングしたりしますがどうしようもありません。

渓魚はいないんだ、と渓のせいにしてしまいます。やっと、側線が赤く染まりだしたやまめが毛鈎をくわえてくれます。

釣れないまま、最終地点です。もっと上流部の調査もしたい気もしますが、釣れない気のほうが勝ってしまいます。流れから上がることにします。

落胆と疲労

曼珠沙華

落胆と疲労から、まったくやる気がなくなります。

キャンプ場へ戻り奈須商店へ向かうことにします。

大将や、ヨウコさんや、エリにご挨拶です。みんな元気です、笑顔です。お店の回りは曼珠沙華が盛りです。

道路に寝転がり見上げると、青い空に赤い花火です。

秋のお彼岸になると気温に関係なく咲き出す律儀な花だと感心します。食料品を購入し、エリとジャレ合いキャンプ場へ戻ることにします。食事の準備をすることにします。ジャガイモとタマネギを刻み肉といっしょに炒めます。カレーを作り夕食を摂ることにします。

季節は地道に時を重ねています。人間は時間を飛び越えることはできません。