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2005年03月19日
一人で鹿川へ
連休が始まります、友人や後輩や甥っ子を誘って上鹿川へ行きましょう。でもみんなから、つれない返事がありました。しかたないので1人で行くことにします。のんびりと家の用事を済ませ、近所のガソリンスタンドで給油をします。
スタンドのお兄ちゃんが笑っています、リヤタイヤに釘が刺さっていました。しかたないのでタイヤを注文し、一旦徒歩で帰宅です。
スタンドから電話が入ります。1時間遅れで出発することにします。どんなに急いでも今日つりは無理でしょう、のんびり走行です。
やっと鹿川に到着です
峠を越えて、上鹿川に到着です。奈須商店にはヨウコさんが1人です。大将は風邪を引いて体調を壊しているそうです、この冬上鹿川では風邪が大流行したそうです。上鹿川の人たちは、体調が改善するとみんなお店へやってくるので移ってしまったそうです。さすがパブ奈須商店です。世間話をして、管理人さん宅におじゃまし、今日の部屋を借りることにします。
2005年03月20日
いつものように今日も雨です
今回は1人なので、奥の間を使わせてもらいます。深夜に大広間を利用する人たちがやってきます。私の存在に気が付かないので大きな声で話しています、みんな楽しい明日のつりに希望を抱いているようです、枕の位置を変えて寝ることにします。
暗いうちに、起床しゆっくりと中食の準備に取りかかります、朝ご飯を終える頃には辺りも明るくなってきました、さあ、今年の鹿川でのフライフィッシングを始めましょう。でも、雨が降ってきました、天気予報が当たってしまいます。
まあいいかと、いつもの渓へ行くことにします。流れにはいると大きな馬酔木の木が枝いっぱいに花を付け春の訪れを告げています。
小雨の渓のフライフィッシング
極端に減水した流れなので、慎重に上っていきます。白泡の消える辺りからヤマメが姿をだしてくれます、いつものようにネットに誘い込む前に流れへ戻っていきました。まっいつものことかと気合いを入れ直し渓を上っていくのですが、なんだか時間が早く過ぎているようです、変だなと思っているとやけに毛鈎の流下速度が遅いことに気が付きます。渓の流れは、いつもの半分くらいの流速しかありません、当然いつもの倍の時間がかかるはずです。
しかたないので、のんびりとつり上がることにします。ヤマメは飽きない程度に姿をだしてくれますが、時間がどんどん過ぎていきます。昨年の恋の痛手を負った少し大きなヤマメも釣れます。
おいしいものは勇気を与えてくれます
まだ、半分程度しか上っていません、中食を採ることにします。バケットと生ハムの薫りが勇気を与えてくれます、予定のプールまでがんばることにします。
予定のプールまで予定の倍程度の時間をかけ、上ってきました。今まで見たことのない石が水面にでています、プールは半分以下の面積になっています。そこらじゅうに毛鈎を放り込みやっとネットの編み目から逃げ出すくらいに小さなヤマメが釣れます、写真を撮るため手のひらにのせると、手のひらが真っ赤になってしまいます、水温がとても低いようです。今日はこれでおしまいにし、山の神様と森の神様と川の神様にお礼をし、流れから上がることにしましょう。冷たい水のはずです、山には氷瀑が下がっています。
私は何も知りませんでした
上鹿川キャンプ場に戻り、少し休憩し疲れをとります。買い出しに行く車のラジオが福岡の大地震を告げています、管理人さん宅でテレビを見ていると自宅の近所に避難所が設置されたそうです。自宅や職場に連絡は取れました、みんな無事のようです。奈須商店でお買い物をすることにします。ヨウコさんとお話をしていると実家に連絡をとることを忘れていました。実家は、かなり老朽した家で外壁の一部が崩落しているそうです、急いで帰宅することにします。
暴走行為
途中、いつものガソリンスタンドで交通情報の収集をします。福岡の都市高速は駄目のようですが高速道路は何とかなるようです、前にいる車を全部追い越し国道を今までで一番速く走ります。高速道路も、前にいる車を全部追い越してしまいます。福岡IC渋滞のサインです、筑紫野IC渋滞のサインもあります、でも太宰府ICは渋滞していないようです。筑紫野ICを過ぎると左車線に車列ができています、太宰府ICも渋滞です、予想よりずいぶん早く到着しました途中から列に加えてもらうことにしました。
車列の横をバスが急いで通過していきます、気分が落ち着いたのか腹が立ちません、久しぶりの道を安全運転で帰宅することにします、ブルーシートが張られた実家が見えてきました。
時間の経過速度は、環境に反比例します。でも、精神状態は、時間の経過速度に比例するようです。
お亡くなりなられ方のご冥福をお祈りさせていただきます。また併せて、罹災された方々に心からお見舞い申し上げます。