2005年03月12日

今年最初のフライフィッシング

宮崎県上鹿川や福岡市近郊でのフライフィッシング

やっと今年のフライフィッシングを始めることにします。今年は福岡でスタートです。友人を誘いに行くと、今朝2時まで飲んでいたので行かないと断られます、債務者が夜逃げしたのでやけ酒を飲んでいたそうです。甥っ子に電話しますがつながりません、しかたないので1人で出発です。

いつものように山へ

いつものコンビニで食料を買います、今日はカップヌルヌルを買います、カップヌルヌルは便利でとても美味しいのですが、容器が割れたら大変です、最初から壊しておけば何とかなります、ゴミも出ません。レジでビニールの袋をもらい中身だけを詰め込みます、容器はコンビニのゴミ箱へ投入です。

今年も、春先から体調が悪く先週はほとんど寝ていました、主治医に相談すると「ジリツシンケイ」がいかれているのだろうとのことです、だから自分で立てないくらいフラフラしていたのでしょう、変な病気じゃないようです。1人でいくのでお気楽なところにします、一番好きな小さな薮沢へ出かけることにします。

さあ、今年のフライフィッシングの始まりです。

堰堤を駆け下り、流れに入ります。今年一年の安全祈願を山の神様や川の神様や森の神様や空の神様や思いつくまでお祈りします。でも、神様はいっぱいいます、「八百万の神」というぐらいです、お祈りだけで今日一日が終わりそうです、途中で止めて、つりをはじめることにします。

今年初めてのヤマメ

宮崎県上鹿川や福岡市近郊でのフライフィッシング・小さなヤマメ

つり始めてしばらくすると、滝の1段下に少し大きめのプールがあります。いつもつれないので、いつものように漫然と毛鈎を流します。何度めかに白泡が切れるところに毛鈎を放り込むと渓魚が姿をだしてくれます。竿が大きくしなります毛鈎は#14ティペットは4x、何があっても大丈夫、やま爺がレストアしてくれた少し渋めのランディングネットへ誘い込みます。今年始めてのアブラビレです、興奮します。いい位置に毛鈎が刺さっています。今年は、タイミングを忘れていないようです、年をとったせいか、昔のことをよく思い出せるようになったのでしょう、少々落胆します。

今年はLamiglas FL663-7(5'6")でつるのです

宮崎県上鹿川や福岡市近郊でのフライフィッシング・小さな氷柱が下がっています

そう言えば、今日の竿は先日上京した折りに、ササノさんで購入したLamiglas FL663-7(5'6")です。今日の日のために、焦ってこしらえたのでラッピングはスカスカ、コーティングはモーターが壊れているので水平において時々反転させただけでグニャグニャ。でも、きっと竿のせいです、自分を慰めることにします。

滝を越えると、白いビニールテープが渓を渡っています、あたりには赤い杭もいっぱい打ってあります。ついに、林道工事が始まるようです。この渓で静かなつりができるのも後わずかでしょう、林道の予定区間を丹念につることにします。

少しセンチな気分でゆっくりとつり上がっていると、いつも以上に厚着をしているはずなのに寒くなってきました。体調が悪化したのかなと思っていると、小さな滝の横に氷柱が下がっています。寒いのは、気温が低いせいのようです、一安心です、つりを続けることにします。

平和な渓の昼食

宮崎県上鹿川や福岡市近郊でのフライフィッシング・ネコヤナギがモコモコと咲き出しています

いくつかの滝を越えながら、中間点を過ぎます。いつもの河原で昼食をとることにします。ここは、日当たりがよいのでふきのとうが芽を出し、ネコヤナギがモコモコの綿毛をはじかせています、なんて平和な渓でしょう。こんな平和な渓で、カップヌルヌルをお湯の中に放り込み、「春キャベツのサンドウィッチ」をほおばります、世界で一番の幸せ者になる瞬間です。

平和な渓のつり

つりを再開します。幸せすぎてのんびりしすぎたようです、気合いが入らぬまま渓を上っていきます。

宮崎県上鹿川や福岡市近郊でのフライフィッシング・婚姻色を残した少し大きなヤマメ

少し大きなプールにやってきました、愛しのラミちゃんは、ちっちゃなくせにとても力持ちのようです、フォルスキャストなしでもプールの奥へ毛鈎を運んでくれます。キャストに酔いしれていると、また渓魚が姿をだしてくれます、今度は少し大きな渓魚のようです。ラミちゃんを大きくしならせますが、余裕でランディングです。婚姻色が残った少し大きなヤマメがつれます。

今年もつれなくなります

いくつかの滝を越えていきますが、渓魚がつれなくなりました。午後4時近くになっています。中食を採ることにします、今度はカップワンタンのカップ無しとおにぎりをほおばります。一段と寒くなってきます、白いものが空から落ちてきます。イルカの「なごり雪」何ぞを歌いながら、のんびりと山を下りることにしましょう。

形あるものはいつか壊れる。でも、カップヌルヌルはカップが無くても食べられます。