2004年10月23日

上鹿川へお月見をかねてニジマスつりに行きます。

今年は大きな台風がいっぱいやってきました。中秋のお月見も台風で中止になったので、満月には少し早いのですが上鹿川キャンプ場でお月見をすることにします。友人から、フランス産仔羊肉が冷蔵庫で熟成しているとの連絡も入ります。職場の同僚や後輩や甥っ子に迷惑メールを送ります。

同僚たちは、鉾岳登山をするそうです。友人と２人で細見川へニジマスつりに行くことにします。細見川は先日の台風でかなりの被害が出ています、あちこちに土砂崩れや倒木があります。途中であった北方町役場の人は、役場が膝まで水につかったとおっしゃっていました。

川は大水のせいでとてもきれいな流れになっています。晩秋の川をすがすがしい日差しの中でつり上がります。でも、まったくつれません、つれるのは黄色い縦縞のぬるぬるしたヤツばかりです。

やっと姿をだしてくれた渓魚も、７ｘのティペットのせいかバラしてしまいます。そうこうしながら最終地点までやってきました。そう言えば、朝から何も食べていません。急いで上鹿川キャンプ場へ戻り宴の準備をすることにします。

でもやっぱり奈須商店で道草をしてしまいます。今日は大将が１人です、いつものように世間話で商売の邪魔をします。地元は、稲の脱穀で大忙しのようです、そこら中で皆さんが農作業をなさっています。

キャンプ場へ戻ると登山隊から鉾岳敗退の報告です。台風のせいで倒木が多くて道を間違えてしまい、広葉樹林の中を１日さまよっていたそうです。五右衛門風呂に火を入れ、宴の準備をします。奈須商店へ買い出しに下ります。

今夜のご馳走は、極上の仔羊と水炊きです。樋口さんからは、架け干しの新米を頂きました。道を間違えてしまった登山隊や、まったくつれなかった釣り人の自慢話で盛り上がります。でも、みんな優しい顔になっています、とても幸せな夜が更けていきます。あまりに幸せな宴のせいか、おなかがいっぱいになったせいか、お月見をするのを忘れてしまいました。

2004年10月24日

朝ご飯は、立食です。炊きたての新米ご飯に、樋口さんから頂いた青菜のおつけもの、納豆にオムレツ、当然みそ汁付き。おなかがいっぱいになります、とても幸せです。

同僚たちは、晩秋のドライブをするそうです。幸せな顔の２人を見送り友人とボーとしながら今日の計画を立てます、「五ヶ瀬えのは国民釣場」へ行くことにします。流れにはいると度重なる大水で昨年とまったくちがっています。途中にあった丸太の橋が全て流されています。流れも強くとてもつりなど出来ません。あきらめて帰宅することにします。まだ、６時だと言うのにあたりは真っ暗です、季節は冬が近づいてきたようです。

天高く馬肥ゆる秋。でも、人間は肥満に注意しましょう。