2004年09月04日

先週に引き続きとても大きな台風が近づいています。

先日、とてもお世話になっている中華料理店の女将からとても上質な羊肉が入荷したと言われました。この店の大将は、中国から帰国後、神戸の高級料理店で修行された、とても地力のあるコックです。友人と後輩を誘いしゃぶしゃぶ宴会を行うことにします。そういえば、職場の先輩から猪肉をもらったままです、早く食べなくてはいけません。猪肉を持って中華料理店で羊肉を食べます。

前菜は、クラゲに豚のぞうばた、鶏の唐揚げに、エビチリ、当然少し温めた紹興酒付きです。そして、いよいよしゃぶしゃぶです、肉の臭みが全くないのに肉のうまみがたっぷりのしゃぶしゃぶ、仕上げはチャーハン、気分は中国の皇帝のようです。そのあとお店を変えます、ウスターソースが良く合うホルモンを食べ、実力派バーテンダーのバーにより、最後はおきまりのスナックへ行きます。でも、大変です猪肉を中華料理店に忘れてしまいました。

朝起きると、昨日愉快な仲間との時間が過ごせたからか酒気が残っていません、友人を誘い上鹿川へ出かけることにします。今週は、九州の南方海上にソングダーと名乗るやっかいなヤツがやってきました。ヤツはチャバよりもっと強くて、大きなヤツだそうです。今週も宮崎県北部山沿いの天気予報は土曜日から雨になるそうです。ヤツが近づく前に釣りをして逃げ出すことにしました。

昨日の忘れ物を受け取りに中華料理店を訪れ、限りなく透明なスープに、細い卵麺を浸し、エビの唐揚げと白髪ネギ、ザーサイだけを浮かせた汁そばをいただきます。後はノンストップで鹿川へ急行します。

高速道路を南下すると、少し晴れ間がのぞきます、天候の悪化は少し遅れているようです。

津花トンネルを抜けると、そこは雨国でした。雨の国道を走り、時間がないので峠道を越え、下鹿川に到着します。綱の瀬川はかなりの水量のようです、春にやま爺と行った支流に向かいます。小雨が降っていますが何とかなると流れに下ります。渓に入ったとたん、土砂降りになりますが、気力でつり上がることにします。

前回と違い立派な流れになっていますが、さほど危険な状態でもありません。どんどんつり上がり、小さなヤマメと再会できました。

雨が降り止む様子もないので、つりを止め奈須商店へ向かいます。いつものように大将とヨウコさんと世間話をして、上鹿川キャンプ場へ上っていきます。先日の台風の時は奈須商店の中まで浸水するほどの大雨だったそうですが、途中の道は数カ所法面が崩れている程度です。上鹿川の山の地力に敬服するばかりです。

今夜は友人と２人で宴会です、猪肉を食べることにします。しっかりとローストし包丁を入れると肉汁がしたたり落ち、サッと赤みが差してきます。この上もなくロゼな状態に仕上がりました、当然あまり冷してないビール付きです。季節はジビエを食べろと言っています。

持つべきものは友人です。その上、地力のあるコックなら申し分ありません。