「おにぎりや」おにぎり一筋26年。(閉店しました)
筑紫野市二日市中央

通勤に利用する駅の近所、筑紫野市にあるおにぎり専門店、屋号は「おにぎりの店」「おにぎりや」なんと潔い響きです。

「おにぎりや」って、どんなお店

筑紫野市二日市の「おにぎりや」。お店の前にはいつも大将のバイクが止まっています

お正月と月遅れのお盆(8月13日14日15日の前後)以外休まず、おにぎりとおいなりさんだけの商いを25年以上続けられたことにただ敬服するだけです。

早朝、隣町から出勤され、仕込みをされて全て手作りされています。朝は顧客が多く当然注文もある程度固定しているので、それに合わせた品をそろえてあります。包装紙の隅に、大将の故郷大分県玖珠町の特産品「吉四六漬」が添えられています。

店先で

私の朝食

筑紫野市二日市の「おにぎりや」。商品棚におにぎりやおいなりさんが並べてあります。

私は、「たらこ」「さけ」が定番になっています。

「たらこ」は、たらこを醤油でにたような物で、福岡の名物辛子明太子でないところが気に入っています。辛子明太子は福岡に昔からある物でなく、ラーメンといっしょで戦後の物です。

「さけ」は、塩鮭を焼いてほぐした物ですが、塩味が強く鮭の薫りと味が引き立ち、ご飯の量と程よく釣り合っています。

コンビニのおにぎりと違い、最初からのりが巻いてあるので食するのが簡単です。私は、コンビニおにぎりを食する前に必ず包装の破り方を確認しますが、うまくいったことがありません。いつも、のりが少し残って悔しい思いをしたり、製造元には大変失礼ですが製造元の意図した物とまったくかけ離れた物になったりします。

大将

近所の高校生が下校時に立ち寄り、空腹を一時的に満たしている姿を良く見受けます。大将は、彼らが学校や家庭で話せない悩みを聞いてあげ、いろいろと相談に乗っているそうです。卒業生が訪れてくれることがとてもうれしいと言ってました、その大将の笑顔がとてもすてきに思えました。