上鹿川キャンプ場の日々
管理棟
上鹿川キャンプ場の管理棟は、当然キャンプ場の中枢で公衆電話(ピンク)も設置してあります。
キャンプ場は携帯電話通話(docomo,auで確認)圏内ですが、緊急連絡時にはこの電話が唯一の連絡手段となります。
宮崎県東臼杵郡北方町大字申
電話 0982-48-0864(午前9時から午後5時まで)
通常4月の連休から9月31日までの土曜・日曜・休日、夏休みは常駐されています。その他の期間も連休日等も開設されますが、常駐されていません。
また、清涼飲料水の自動販売機も設置してあります。
売店
夏休み期間や連休などの繁忙期には婦人部が売店を開設され、特産品の完熟「中玉トマト」などの季節の野菜、「干し椎茸」・「干し筍」、団子等を販売されていました。
団子は、上品な甘さの餡を色鮮やかなヨモギ団子でくるんだ逸品でした。
私は、甘いものは不得意ですがこの餡の甘さには上鹿川の優しさがそのまま詰まっているように思えてなりません。
申の湯
申の湯は、山小屋の裏に設置してある露天五右衛門風呂です。川の水を薪を使い沸かすのですが、とても柔らかなお湯が肌をツルツルにしてくれます。
夏場は、30分もあれば「うどん」がゆでれるぐらいになりますが、冬場は1時間たっても暖かくならず風邪を引きそうです、でも湯冷めをしたことはありません。
環境のため、石けん類は控えめに使いましょう。
宴会
キャンプと言えば、花火にバーベキュー。でも、私は単なる宴会が好きです。
ご馳走なんかいりません、愉快なヤツや嫌なヤツ。集まれるだけ集まった仲間と宴会をします。宮崎県は、焼酎20度がスタンダードです。県内各地に焼酎が有り、近隣の五ヶ瀬町や高千穂町にも蒸留元があります。
奈須商店でも、「御幣」・「ほしゃどん」・「霧島」・「雲海」・「木挽」・「宝星」・「三楽」等が販売されています。最近は、日之影町の銘酒「御幣」がとても気に入っています。
睡魔
宴会をしていると、ついつい時間がたつのを忘れてしまいます。ご馳走なんかありません、愉快なヤツや嫌なヤツ。集まれるだけ集まった仲間と宴会をしました。宮崎県は、焼酎20度がスタンダードですので、とてもいい気分になってしまいます。
いい気分になれば、次にやってくるのが「睡魔」。これが、また堪りません。眠くなれば寝ればよいのですが、仲間が許してくれません。
そうして、今宵も更けていきます。
ゴミ
宴会をしていると、ご馳走なんか無くてもゴミが出ます。いい気分になって、あさ起きてみるとゴミの中に埋もれていることもあります。この世の中は生産とそのなれの果てのゴミしかないのです。でも、私たちが出すゴミは元々そこになかったもののですから、環境を著しく破壊してしまいます。
私が、管理棟でお留守番をしているとゴミ捨て場をよくたずねられます。
ゴミは、訪問者が勝手に持ち込んだものです。それに、食料や燃料は持ってきたときよりも軽量になっているはずです。持ち帰れないはずはありません。ゴミの処理は、ゴミを出した人が住む町で行うようにすればよいと思います。
ゴミは持ち帰りましょう。この看板の前にゴミを放置していく人がいます。とても悲しいことです。
釣り以前
私が、上鹿川におじゃましだして40年ぐらいになると思います。初めて訪れたのが高校生の頃で、その当時は山岳部に所属し冬休みには大崩山で合宿をしていました。この頃は、釣りなんかには興味もなく渓流と言えば沢登りの対象でしかありませんでした。
大学は九州を離れていたため訪れることもなかったのですが、就職のため帰省してからは再三鹿川に出没するようになりました。当初は、比叡山でのロッククライミングが目的で渓流なんかには興味も示さず、高いところから綱の瀬川を見下ろしていました。
ところが自堕落な性格が、筋肉を脂肪へと置き換えながら腹部を肥大させていきました。クライミングの世界にも「フリークライミング」と言う世にも恐ろしいものが蔓延し始めてきた時代でもあり、この新しい波に乗ることはとても不可能でした。
つりの始まり
その頃後輩や先輩が、釣りを始めたので最初「テンカラ」を冷やかし半分、その後「フライフィッシング」を力一杯、かれこれ30年になります。
忘れてはいけません、釣りです。私は、フライフィッシングもやっています。
初めて行ったプロショップのオーナーがとても悪い人でした。彼は、次から次に設備投資をするよう私をそそのかし、生活を陥れるほどすてきな生物がいる、甘い香りのするいけない場所をいろいろと教えてくれました。
彼のおかげで、設備投資に力を入れた割には生産性が落ち収入が減ってしまいました。
川に落ちたクライマーですので、世に言う「フライフィッシング」には縁遠く藪の中を泥だらけになって右往左往している今日この頃です。 写真のように開けたところで釣りをするのは、やま爺と一緒だったからです。
つりの日々
気がつくと、頭が白くなり、めがねをかけ本を読んでいましたが、こんなすてきな場所で、一日が過ごせる幸せ者になったいました。